型枠の拾いだし
[加工図の作成]
工事現場から承認を得た「施工図」をもとに、各部位ごとの型枠加工図を作ります。
この作業を「型枠の拾いだし」と呼んでいます。
コンクリートの1面・1面の形を「型枠」に変換する作業です。
型枠の下ごしらえ
[型枠の加工]
加工図を参照し、実際に型枠を作ります。この作業を「型枠の下ごしらえ」と呼んでいます。
加工図には部位の名称・形状・寸法・必要な数量・部材の組み合わせ方・など色々な情報が書き込まれています。これらに注意して型枠を作ります。
ほとんどはベニヤ板と桟木(角材)を釘で縫い付けて作成しています。
現場で組立作業
[型枠の立て込み]
[型枠の固め]
下ごしらえした型枠を工事現場に持ち込み、組み立てる作業を「型枠の立て込み」と呼んでいます。
一般的に現場には型枠を取り付けるための「線」が付けてあります。これに従い、あらかじめ決めておいた手順で型枠を組み立てていきます。この際、水平・垂直・寸法を要所要所で確認しながら行います。
建込後は、コンクリートを型枠内に流し込んでも形状が崩れないように補強します。 この作業を「型枠の固め」と呼んでいます。
型枠脱型
[型枠のばらし]
型枠の中に流し込んだコンクリートが、一定の基準までに固まった後、型枠を外す作業に掛かります。これを「型枠のばらし」と呼んでいます。
この作業自体に難しいことはほとんど有りませんが、作業の手順を間違えると大変危険な作業ですので、気は抜けません。職長の指示は聞き逃せません。
脱型した型枠の材料を片付けて終了です。